本日は、私が以前勤めさせて頂いていた造園会社様からのご依頼で
露地(茶室の庭)を飾る棕櫚箒を作成、納品させて頂きました。
もちろん材料はすべて天然素材で手作りです。
和棕櫚(シュロ)の葉と青竹。。。
いろいろな作り方がありますが、基本は押さえつつ、
当店オリジナルの作成方法となっています。
こちらが完成形
この棕櫚箒は実用性はほとんど無く、茶会を開く主人がお客様をもてなす意味で
茶庭の待合などに飾られます。
「青い棕櫚箒がある」=「わざわざ新調した」というおもてなしの気持ちを
待合で待つお客様は感じ取るというわけですね。
和風庭園ではこういう風に意味を持った庭造りがたくさんあります。
やはり最近ではこういう茶庭の仕事を含む、和風の庭仕事が減ってきましたが、
まだまだ後世に残していきたいですね。
良い仕事をさせてもらって感謝です。